skylark-qmk/docs/ja/driver_installation_zadig.md
Takeshi ISHII b3b115bcc4 [Docs] Update check commands in Japanese documents (#7787)
The Japanese documents included a sample command to check the original document changes. But there was something wrong, so I fixed it.
2020-01-05 23:43:11 -08:00

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Zadig を使ったブートローダドライバのインストール

QMK はホストにたいして通常の HID キーボードデバイスとして振る舞うため特別なドライバは必要ありません。しかし、Windows でのキーボードへの書き込みは、多くの場合、キーボードをリセットした時に現れるブートローダデバイスで行います

2つの注目すべき例外があります: 通常 Pro Micro で見られる Caterina ブートローダや、PJRC Teensy に書き込まれている HalfKay ブートローダは、それぞれシリアルポートと汎用 HID デバイスとして振る舞うため、ドライバは必要ありません。

Zadig ユーティリティを使うことをお勧めします。MSYS2 あるいは WSL を使って開発環境をセットアップした場合、qmk_install.sh スクリプトはドライバをインストールするかどうかをたずねます。

インストール

RESET キーコード (別のレイヤにあるかもしれません)を押すか、通常はキーボードの下面にあるリセットスイッチを押して、キーボードをブートローダモードにします。どちらもキーボードに無い場合は、Escape または Space+B を押しながら接続してみてください (詳細は、ブートマジック ドキュメントを見てください)。一部のキーボードはブートマジックの代わりにコマンドを使います。この場合、キーボードが接続されている状態で「左Shift + 右Shift + B」あるいは「左Shift + 右Shift + Escape」を押すと、ブートローダモードに入ることができます。 一部のキーボードはブートローダに入るために特定の操作をする必要があります。例えば、ブートマジック Lite キー (デフォルト: Escape) は別のキー(例えば、左Control)かもしれません。また、コマンドを有効にするキーの組み合わせ (デフォルト: 左Shift + 右Shift) は何か他のキー(例えば 左Control + 右Control)を押し続ける必要がある場合があります。不明な場合は、キーボードの README ファイルを参照してください。

USBaspLoader を使ってデバイスをブートローダモードにするには、BOOT ボタンを押しながら RESET ボタンをタップしてください。 あるいは BOOT を押し続けながら USB ケーブルを挿入します。

Zadig は自動的にブートローダデバイスを検知します。Options → List All Devices を確認する必要がある場合があります。

  • Atmel AVR MCU を搭載したキーボードの場合、ブートローダは ATm32U4DFU に似た名前が付けられ、ベンダー ID は 03EB です。
  • USBasp ブートローダは USBasp として表示され、VID/PID は16C0:05DC です。
  • QMK-DFU ブートローダを使って書き込まれた AVR キーボードは <keyboard name> Bootloader という名前が付けられ、VID は 03EB です。
  • ほとんどの ARM キーボードでは、STM32 BOOTLOADER と呼ばれ、VID/PID は 0483:DF11 です。

!> Zadig が HidUsb ドライバを使用する1つ以上のデバイスを表示する場合、キーボードはおそらくブートローダモードではありません。矢印はオレンジ色になり、システムドライバの変更を確認するように求められます。この場合、続行しないでください

矢印が緑色で表示されたら、ドライバを選択し、Install Driver をクリックします。libusb-win32 ドライバは通常 AVR で動作し、WinUSBは ARM で動作しますが、それでもキーボードに書き込みできない場合は、リストから異なるドライバをインストールしてみてください。msys2 を使ってコマンドライン経由で USBaspLoader デバイスに書き込むには、libusbk ドライバがお勧めです。そうではなく書き込みに QMK Toolbox を使っている場合は libusb-win32 がうまく動作します。

ブートローダドライバが正常にインストールされた Zadig

最後に、新しいドライバがロードされたことを確認するためにキーボードのプラグを抜いて再接続します。書き込みに QMK Toolbox を使う場合は、ドライバの変更を認識しない場合があるため、QMK Toolkit を終了して再起動します。

間違ったデバイスのインストールからの回復

キーボードが入力できなくなった場合は、ブートローダではなくキーボード自体のドライバを間違って入れ替えた可能性があります。これはキーボードがブートローダモードでない場合に起こりえます。これは Zadig で簡単に確認することができます - 健全なキーボードには、全てのインタフェースに HidUsb ドライバがインストールされています:

Zadig から見た健全なキーボード

デバイスマネージャーを開き、キーボードと思われるデバイスを探します。

デバイスマネージャーにおける、間違ったドライバがインストールされたキーボード

右クリックし、デバイスのアンインストール をクリックします。最初に このデバイスのドライバーソフトウェアを削除します にチェックが付いていることを確認してください。

"ドライバの削除"にチェックボックスにチェックが付いた、デバイスのアンインストールダイアログ

Action → Scan for hardware changes をクリックします。この時点で、再び入力できるようになっているはずです。Zadig でキーボードデバイスが HidUsb ドライバを使っていることを再確認します。そうであれば完了です。キーボードは再び機能するはずです!

?> Windows が新しいドライバを使えるようにするために、この時点でコンピュータを完全に再起動する必要があるかもしれません。